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放送番組審議会
令和2年度 放送番組審議会 議事録
日 時令和3年3月11(木)
午前10時00分〜11時30分
場 所あづみ野テレ(株)第一会議室
審議会委員牛山 純氏、青木 忠孝氏、猿田 孝江氏、髙山 壽昭氏、所 太久馬氏、宮本 勝彦氏、赤沼 亮彦、矢澤 義彰、畠山 由美
計9名
当日の写真
あづみ野テレビの現状について
社員発言 報道制作課について報告。
コロナの影響により、高校野球、安曇野祭り、花火等イベントが全て中止に。ゴルフ、ティーボール大会など弊社冠のついた大会の自粛により、当初計画していた特集番組が制作できない状況となり、今までのアーカイブであったり再放送で自主放送をやりくりをしてきた状況である一方で、今までなかった制作依頼が入ってくるなど、例年とは違った取り組みを行った一年であった。
事業方針として、見てもらえる、見たくなる番組作りを掲げており、その中で今までは会社の名前をアピールすることが多かったが、これからは、番組そのものの認知度を高めていく活動をはじめている。
その一つとして 番組ポスターを取材先の飲食店に張ってもらうなど番組認知度の向上につとめた。若手の活躍により、 ユーチューブやインスタグラムなどウェブ上でのプロモーションを行い、若年層への周知を行った。
また玄関にデジタルサイネージの取り組み、野道沿いの大型看板の設置などプロモーション活動にも取り組んだ一年であった。
このような取り組みは継続し視聴者層のいっそうの拡大、様々な年代の人に見てもらえるような取り組みを行っていく。
FTTH事業の進捗報告
伝送路の完全光化を行い、テレビについてはCS放送のハイビジョン化を行ったこと、BS放送のSTBを使わないパススルー方式を導入するなど加入者にとって、あづみ野テレビに入っていればそれぞれにアンテナを設置しなくても視聴ができるようにした。自主放送内でもひかりのプロモーションビデオ放送などを行った。
このような効果もあり業績は好調に推移した。コロナ禍においても売上高は過去最高となった。来年度以降も一層の顧客獲得を目指し努力していく。そのための事業方針を考え実践していく。

委員発言業績好調の理由について質問。
社員発言光化による加入エリアの拡大、今までテレビだけだった加入者がサービス移行の際にインターネット、電話への加入も同時に行われたことが大きな要因である。

委員発言経営の安定化はいつごろからになるか質問。
社員発言中期的な計画では3年間は厳しいと思われる。全体でみるとたとえば営業赤字とはなるかもしれないが、償却額が非常に増えるため、満額償却をしての赤字となるため、そんなに悪い状況ではない。

委員発言どのくらいの加入を目指していくのか質問。
社員発言20,000世帯を目指す。現加入者のひかり化をすすめつつ、新規加入者の獲得を積極的に行う。

委員発言加入が生命線になるが、どういった形で新規加入者が加入を希望してくるのかについて質問。
社員発言希望者からの直接の申し込みと外部委託による加入営業を主に行っている。

委員発言加入のために資料作りなど加入のメリットを明確に見せた方がよいのでは。また、加入者が月にどのくらい自主放送を見ているかは調べられるのか質問。
社員発言視聴率は調べられないが、地デジチャンネルになり多くの人に見てもらえるようにはなった。

委員発言どの番組が好きかなどアンケートは取っているか質問。
社員発言現時点ではとれていないが、実施するよう検討したい。
委員発言人気番組アンケートを取ってデータ化することも必要ではないかと考える。
自主放送番組制作のこれまでの取り組みについて
社員発言 初めに令和2年を振り返り、今年度の各種中継や取り組んできたことを報告。
生中継の主な実施報告
新型コロナにより、ハーフマラソン、安曇野花火など例年中継していたイベントが全て中止となり、ANC特集や長時間番組となる生中継は実施できなかった。また、その他の通常放送でも取材・収録ができない期間が発生し、前年同時期の再放送と視聴者からのリクエスト放送で対応することとなった。
新たに取り組んだこと
コロナ禍で各種イベントが中止となる中、発表の場を求める方たちから、収録して放送してほしいという依頼が多く寄せられ、特集という形で対応した。
自主放送及び番組制作について
コロナにより取材の制限が多い中、課員でアイデアを出し合い、番組作りに取り組んだ。今後も発表の場を望む声に応じていくこと、より地域に密着した番組作りに取り組んでいく。

委員発言 松本工業高校の発表会も収録したのか質問。
社員発言生徒が制作したものを放送してほしいとの依頼を受けて放送した。
当日の写真
番組「ガラぽんで行く!エリア1周の旅」に対するご意見ご要望について
社員発言 ガラぽんで行く!エリア1周の旅の概要について説明。毎月ガラポンで出た安曇野の各地域を訪ね、お勧めのスポットや店舗、面白い人などを紹介する30分番組。
今年から自主放送だけでなく、県内・県外のケーブル局に配信し、反響をいただいている。令和3年3月にはテレビ松本、4月には大町市ケーブルテレビとコラボレーション企画を行う。
社員発言 委員各人へ配布済みのDVDについて説明し、再生。
6月放送から再生。3コースある安曇野市のサイクリングロードの一つを巡り、コースと景色楽しんでもらうことを主に紹介した。(早送りしながら10分ほど視聴)
続いて11月放送を再生。別のコースを巡り、途中の飲食店や雑貨店など立ち寄れる店舗を中心に紹介した。

委員発言 市が力を入れている事業を紹介してもらいありがたい。ドローンや小型カメラなど機材もマッチしていて、民放で作っているものと比べても非常に良い番組であると感じる。制作の技術は社の資産であると思う。
委員発言 面白い企画であった。地区の魅力をうまく出していると思う。旅行者への啓発活動にもつながるものと考える。
委員発言 地元にいながらも知らなかったことも多く、とても勉強になった。
委員発言 地元の子が知らなかったスポットというのもよかった。季節もよく夏の方は食べるところが少なかったが企画の意図としては良かったと思う。その時その時の企画でコマ目に地域を回ってほしい。
委員発言 番組を見てもらうためにどのようなアピールをしているのか質問。
社員発言自主放送の中で宣伝を行っているのと、ダイジェストをユーチューブで配信している。
委員発言 観光宣伝に効果がある。市内の施設のロビーで流せるようにしてみてもいいのではないか、また新聞などとも連携して行えないか。
その他
委員発言 文字放送をよく見ている。また、道路情報もよく見ている。視聴率を気にするが今は録画が主流となっているのであまり気にしなくてもよいのではと思う。以前はドラマを放送していたがまた放送してもらえないか。アンケートを取って要望がおおければ考えてほしい。
社員発言以前はNHKの大河や朝ドラを放送し反響を得ていた。今後コロナが続き、番組の不足などが起こりうるようなら検討しなければいけないと考えている。

委員発言 時代劇専門チャンネルをよく見ているが、鬼平犯科帳は日本映画専門チャンネルに移ってしまったのか。
社員発言 そうかもしれない。次回の編成時に検討したい。あわせてディズニーチャンネルが6月に閉局になるため、代替の子供向けチャンネルを選んでいる。

委員発言 市でも情報発信を行う機会が増え、動画の難しさを感じていて、あづみ野テレビの技術というのは非常に地域にとっても重要なものとなっている。ユーチューブでの動画配信もすばやくて情報源として助かるところだ。
社員発言市の情報発信や広報活動を一緒にできればと考えている。
委員発言 松本市は番組を持っている。安曇野市も持つのはどうか。

委員発言 加入者のメリットとして、ANCカードのようなものを作って連携する施設でサービスを受けられるようにするとか、存在価値を高める活動をしていくことが必要ではないか。
社員発言長野県と新潟県のケーブル局18局と放送の連携をとっており、サービスにおいてもたとえばそのカードを持っていると、あづみのテレビだけでなく他のエリアでもサービスを受けられることを検討している。
以上