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放送番組審議会
令和3年度 放送番組審議会 議事録
日 時令和4年3月9(水)
午前10時00分〜11時30分
場 所あづみ野テレ(株)第一会議室
審議会委員牛山 純氏、青木 忠孝氏、猿田 孝江氏、髙山 壽昭氏、所 太久馬氏、宮本 勝彦氏、赤沼 亮彦、矢澤 義彰、畠山 由美、瀧澤 広志 計10名
当日の写真
あづみ野テレビの現状について
社員発言 報道制作課について報告。
コロナの影響により、昨年に引き続き多くの地域イベントの中止、弊社冠のついた大会の自粛により、当初計画していた特集番組が制作できない状況が続いている。一方でコロナ禍特有ともいえるオンライン配信や卒業式の撮影、企業のプロモーション制作の依頼といった、自主放送の制作で培った経験を活かしつつ制作販売の依頼が増加しており、今後も力を入れていきたいと考えている。
事業方針として、加入動機となる番組作りを掲げており、その中で「ガラぽん」をはじめとする自主制作番組に注力し、ローカル局の良さを残しつつ、質の高い番組制作目指した。特に「ガラぽん」は県内CATV各局でも放送され、好評を得ている。このような取り組みは今後も継続し、自局エリアの視聴者の拡大を図るとともにケーブル業界のイメージ向上に取り組んでいきたい。
事業報告
伝送路の完全光化を行い、2021年4月から全域でサービスを開始した。2月末現在で全加入者の約20%から25%の光化が完了、来期はさらに加速させ、約半数の光化を計画している。
安曇野市総合体育館のネーミングライツパートナーとなり、ブランド力の向上に努めた。報道制作課についてもプロモーション番組の制作を行い、企業全体のブランド力向上とマーケティング活動の一翼を担った。このような効果もあり業績は好調に推移した。売上高は前年度に続き過去最高となる見通しである。他方、光化に伴う事業費が増えている。また、競合他社の進出により競争が激化している。
放送業界全体では、インターネット化による視聴形態の多様化が進んでいる。多チャンネル放送の需要低下でCS放送の解約が目立ち、加入者増が単純に売上増にならない傾向となっている。放送サービスについては今後も厳しい状況が続くと考えられるが、競合他社との差別化を図るうえで自主放送は重要であり、今後も強化に努めていきたい。
来年度以降も一層の顧客獲得を目指し努力していく。そのための事業方針を考え実践していく。支援、協力をお願いするとともに、貴重な意見を頂戴したい。
自主放送番組制作のこれまでの取り組みについて
社員発言 初めに令和3年を振り返り、今年度の各種中継や取り組んできたことを報告。
生中継の主な実施報告
新型コロナにより、2年続けてハーフマラソン、安曇野花火など大きなイベントが全て中止となり、ANC特集や長時間番組となる生中継は実施できなかった。また、直前で中止となるものもあり、チャンネルガイドに掲載した特集を変更することが数多く発生した。その他の通常放送でも取材・収録ができない期間が幾度も発生したが、その中でニュースの話題となるものを探し放送した。
一方で、発表の場を求める方たちから、無観客で開催するので収録して放送してほしいという依頼が多く寄せられるようになり特集という形で対応した。また、安曇野市商工会から依頼を受け、コロナ禍でも安心して利用できる市内の飲食店などを紹介する映像を制作し、同会のユーチューブチャンネルで放映した。
自主放送及び番組制作について
コロナのまん延防止が解けたとはいえ、取材体制は先の見えない状況ではあるが、課員でアイデアを出し合い、新しい番組作りに取り組むとともに、今後も発表の場を望む声に応じていくこと、より地域に密着した番組作りに取り組んでいく。

委員発言松本市の行政チャンネルは、梓川地区以外でも放送しているのか質問。
社員発言全エリアで視聴が可能である。

委員発言STBなど古い機器のメンテナンスについて質問。
社員発言定期的に巡回することはしていないが、機器の故障などは、電話をいただければ即時対応している。また光化の際には新しいものに交換している。

委員発言安曇野市においても映像の需要は高くなっている。市の各課でも映像を記録する・発信することが求められているが、職員が行う撮影や編集では技術面の課題がある。あづみ野テレビが持つ経験や技術で力を貸してほしい。

委員発言加入者が求める番組について調査はしているか。また、自主放送をどのくらいの時間見ているか調べているか質問。
社員発言現在のところ調査はできていないが、コロナ禍で過去の番組の再放送が多くなる中で、リクエストを募集したところ、保育園の番組や特集番組のリクエストをいただいた。年末のプレゼントキャンペーンで放送への意見を頂戴し、番組に反映できるようにしている。
社員発言年末のプレゼントキャンペーンで放送への意見を頂戴し、番組に反映できるようにしている。

委員発言放送に限らず、加入していることのメリットを持たせてほしい。例えば加入していると提携する店舗で割引が受けられるなど、加入者がメリットを感じられることを検討してほしい。

番組「あづみ野のできごと HOTラインANC」に対するご意見ご要望について
社員発言 あづみ野のできごと HOTラインANCの概要について説明。毎週月曜・水曜・金曜に更新し、地域の話題をお届けする28分のニュース番組。テレビ松本・大町市ケーブルとニュース交換を行い、近隣の情報も放送している。
社員発言 各委員へ配布済みのDVDについて説明し、再生。
3月3日放送から再生。安曇野市の保育園でのひなまつり会、池田町の神社のニュースなどについて説明。(早送りしながら10分ほど視聴)
続いて12月1日の放送を再生。各地のニュースのほか、過去のニュース映像からその昔を振り返る「ニュースライブラリー」のコーナーを紹介。懐かしい映像で好評を得ていると説明。

委員発言高校の卒業式の放送など地域とのつながりを感じるもので良いと思う。保育園を取材する「なかよし」も同様である。保育園・幼稚園だけでなく小学校なども卒業式を放送してもらいたい。
社員発言卒業式については現在小学校・中学校と連絡を取りながら特集の準備を進めている。入学式についても同様に特集で放送する予定である。

委員発言ニュースライブラリーは非常に素晴らしいと思う。地域の歴史を残していってもらう意味でもとても良いと思う。

委員発言同じくニュースライブラリーは良いと感じた。市でも昔の写真はあるが映像として残っているものはないので、とても貴重な財産だと思う。地域の話題を発信している役割は大きい。

委員発言卒業式のインタビューでもっと将来のことを聞いてほしかった。池田町のハザードマップのニュースで過去のものとの比較が欲しかった。

委員発言松川村の加入世帯数について質問。
社員発言昨年度は加入増に取り組んだが今年度は伸び悩んでいる。今現在、池田町と松川村で約550世帯となっている。
その他
社員発言貴重な意見をいただき感謝している。競合他社との価格競争ではかなわない中で、保守と自主放送の充実をわが社の強みとしていくことが重要であると再認識した。 他社に負けない魅力ある番組作りのためにこの放送番組審議会は今後さらに重要性を増すものと思っている。
以上